火起こし器『フィンガーブラスター』の開発秘話

モバイルバッテリーで動く火起こし器『フィンガーブラスター』の開発に至った経緯です。

昔はよく ”うちわ” で扇いで炭に火を着けていました。1つのうちわだとペラペラで強い風が送れないので、2つ・3つ重ねて扇いでました。強く扇げば扇ぐほど火が早く着きます。ガーっと一気に扇いで、休憩、それを繰り返して火を起こしていました。学生時代だったと思います。春ならまだいいですが、夏だと流石にしんどかったのを記憶しています。

少し大人になり、火吹き棒の存在を知りました。自分で作ってみることにしました。ステンレスのパイプ、木の丸棒、工具の柄をホームセンターで買って作りました。むやみに鹿の角とかつけたり。先端はパイプのままだとスカスカなので、絞りを入れました。ちょうどフランジ付きゆるみ止めナットがシンデレラフィットしたのでそれをはめ込んであります。そうすることで先端が細くなり風速が上がるためです。

火吹き棒はいいです。これまで必死にうちわで扇いでいたのが吹くだけでいいのですから。便利です。ただ、この火吹き棒も弱点がありました。息がしんどいのと、煙が目にしみることです。火が起きていないときは不完全燃焼の時が多く煙が発生しています。だから火を起こすのですが。この煙が目に入って痛いのです。早く火を着けないともっと煙が出て目が痛くなるけど、目が痛いから早く火を着けれないという矛盾との格闘です。

そこでもっとスマートに火を着けることができないかと考えて作られたのが、この『フィンガーブラスター』です。まず、送風機なので疲れません。夏でもしんどくないです。持っているだけです。次に、火が着くのが早いです。1分ほど当てているだけで火が大きくなります。なので、不完全燃焼で煙が出ていても避けながら送風していればすぐに煙はなくなっていきます。そして、最大のポイントは『肉グル』同様にモバイルバッテリー式としたことです。送風機に限らず、電池だと暫く使っていなかったときに液漏れで中が腐食していて、いざ使おうとしたときに困るという経験がいくらでもお持ちだと思います。モバイルバッテリーならそのような心配はないことと、キャンプでスマホを充電するために多くの人が持っている可能性があるためです。

うちわでの苦労、火吹き棒での感動と苦労、これらを経験した上で、自分で言うのも何ですが『フィンガーブラスター』はめちゃくちゃ楽です。私は火を起こすときと、火が小さくなった時に使っています。同じような経験をお持ちの方に是非使っていただきたいです。また、火を起こすのが苦手な方にもおすすめします。

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